院長ブログ
風邪という診断名
(2018.06.30更新)
普段の日常診療の中で特に注意しているのは、「風邪」という診断名を極力使わないこと。
最終的には「風邪ですね」ということもありますが、最初に考えるのは風邪ではない別の病気があるかもと、常に考えています… ▼続きを読む
10年間のどの違和感がとれない
(2018.06.30更新)
上記主訴の患者が受診しました。他の耳鼻科を受診したら、ちょっとのどの粘膜が赤くなっているが、問題ないと言われて何も治療を受けなかったようです。
問診票に書いてあった、この一言から、ほぼ病気の想定はで… ▼続きを読む
上咽頭擦過療法(EAT)はじめました
(2018.06.30更新)
風邪による咽頭通の多くは、上咽頭を中心にした炎症です。その部位の炎症をおさえるために、ルゴール液というのがよく使われます。風邪のときに、のどに薬をぬるというのは、たいていはこの薬です。
この上咽頭の… ▼続きを読む
開業医と大病院の比較(おおまかな傾向)
(2018.06.28更新)
開業医
大病院
詳細な説明
待ち時間
〇
×
大病院は時間予約でも数時間待ちは当たり前
気軽な受診
〇
×
医者の経験
〇
×
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身体障害者福祉法指定医
(2018.06.28更新)
体に障害が生じると、本人の申請により国から身体障害者と認定を受けることができる。耳鼻咽喉科医の場合には、聴覚障害がそれにあたる。聞こえが悪い人みんなが身体障害者になるわけではないのだが、程度がひどけれ… ▼続きを読む
小児科医にも耳鼻咽喉科の知識を
(2018.06.27更新)
小児科と耳鼻咽喉科、若いころからどちらかを選び、それぞれの診療科の中で学ばなければならない。小児科を選べば、小児科の病気しか教えてもらえない。耳鼻咽喉科を選べば、耳鼻咽喉科の病気しかまなべない。
小… ▼続きを読む
唾石除去
(2018.06.24更新)
先日学会で、唾石除去の手術動画をいくつかみさせてもらった。
唾液の管から細い内視鏡を入れて除去するのには驚いた。直径1.2mm大の内視鏡とかいっていたかな。こんなのがあるんだということにも、それが中… ▼続きを読む
耳管通気
(2018.06.23更新)
鼻から金属製の管を入れて、耳に空気を通す。これを耳管通気(じかんつうき)と呼ぶ。
耳鼻科医になったばかりのころ、耳管通気をうまくなるのが最初の目標だった。入院患者さんが耳鼻科の処置室にきて、耳の悪い… ▼続きを読む
急性扁桃炎
(2018.06.23更新)
今日は急性扁桃炎の患者が二人きた。二人とも別の内科を受診している。一人は風邪と言われて風邪薬がでる。もう一人は、扁桃炎を疑われたのであろう。抗生物質がでている。どちらも症状がひどくなって受診してきた。… ▼続きを読む
ムンプス性髄膜炎
(2018.06.22更新)
頸部痛を主訴に当院を受診した10代の患者がいた。強い痛みを訴える。耳下腺も腫れているようだ。すぐに病院に紹介し、入院になった。病名はウイルス性髄膜炎。ムンプスによる髄膜炎であろう。
細菌性髄膜炎はと… ▼続きを読む