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急性扁桃炎

[2018.06.23]

今日は急性扁桃炎の患者が二人きた。二人とも別の内科を受診している。一人は風邪と言われて風邪薬がでる。もう一人は、扁桃炎を疑われたのであろう。抗生物質がでている。どちらも症状がひどくなって受診してきた。

風邪だから抗生剤はいらないと説明を受けたのかもしれないが、扁桃炎の見逃しはけっこう多い。風邪だと思って、のどをのぞくのと、扁桃炎かもしれないと思ってのぞど除くのでは全然結果が違ってくる。意識してみなければ見逃してしまうからだ。臨床症状から判断する限りでは最初から扁桃炎だと思ってもおかしくない。実際その時に自分で見たわけではないから、判断できたかどうかは何とも言えないが。

風邪に抗生剤をださない。このような考え方が強くなってきている。風邪と細菌感染の区別がつく医者であればいいのだが、区別をするのはかなり難しい。患者サイドにたてば、悪くなったらすぐに見直してもらうことが必要だと思う。最初の医者を信じてはいけない。治療がうまくいっていれば信じてもいいのだが。

今後間違いなく、細菌性感染が悪化してしまう不幸な患者は続発するはずだ。

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