聴診器
患者の診察をする際には、聴診器はとても大切です。耳鼻科医は一般的に聴診をまったくしない医師が多いのですが、耳鼻科医であっても胸部の音の確認はするべきだと思います。特に咳がする子供には、聴診させていただきます。写真は院長愛用の電子聴診器です。音が大きくできるので、とても聞きやすいものです。最初買ったときは10万円もしました。今でも5万円ぐらいはしていますね。
特に小児の場合は、風邪のときに気管支炎、喘息などの合併例がかなりあります。お母さんたちの中には鼻かぜだから鼻水を吸ってもらいに、子供を耳鼻科にせっせと通わせている人がいます。ほとんどの耳鼻科医は聴診器で呼吸音を聞きませんから、そのような耳鼻科にのみ通っていると、気管支炎などの病気が見逃されてしまいます。十分にご注意ください。