院長ご挨拶
院長:平野浩二
H16年に東京都足立区北千住駅前に開業しました。高校まで常磐線沿いに生活圏がありましたが、大学から東北地方に向かい、そちらの地方で研修を積みました。田舎の救急病院に勤務することが多く、耳鼻咽喉科診療ばかりでなく、救急診療にずっと従事してきました。
そのおかげで、小児の患者をみる機会が多く、幅広く患者をみる知識と技術が身に付きました。北千住に開業以来すでに6万人を超える新患患者を診察しています。足立区ばかりではなく、埼玉県や千葉県など、広域に患者が来ていることが当院の特徴でもあります。
一番気を付けていることは、ダラダラと通院させる診療ではなく、的確に早期に診断して、早く治すということを第一に考えています。若いころの専門は、難聴と補聴器であり、聴覚障害者診療の第一人者です。現在は、「小児科医は耳鼻咽喉科の病気を知るべき、耳鼻咽喉科医は小児科の病気を知るべき。」このような立ち場にたち、双方の医師に啓蒙活動をする一方で、自院では小児科と耳鼻咽喉科の連携治療をすすめています。
当院では、患者の中心は風邪です。「風邪なんか誰でも診られる」というのが、一般的な内科の医者の考え方です。風邪の主な症状は、鼻、のど、耳です。実は耳鼻咽喉科というのは、風邪でやられる範囲の専門家なのです。目に症状がでれば内科ではなく眼科に行くように、鼻やのどに症状がでれば、耳鼻咽喉科でみてもらうほうがいいのです。その専門家であるわけですから。ところが、「風邪はどの医者にでも治せる」と言って、専門ではない内科の医者がみていることが多いのです。当然ながら、よくならない場合、重症の場合には耳鼻咽喉科がリリーフにでて治療にあたることがよくあります。
風邪と言われて咳がとまらない。→喘息、百日咳、マイコプラズマ肺炎、副鼻腔炎、逆流性食道炎などが考えられます。喘息診断に有効な呼気NO検査(足立区で先陣を切って導入しました)、また採血検査(百日咳、マイコプラズマ肺炎、細菌性肺炎)、胸部レントゲン撮影(結核、細菌性肺炎、心不全)を行うことにより、風邪のようで風邪でない病気に対応しています。中でも咳喘息(隠れ喘息と呼ばれる)の患者はとても多く、毎日3~4人の患者が、咳がとまらないと受診してきます。当院で治療も含めて行っています。副鼻腔炎、逆流性食道炎による咳もとても多く、ファイバーを使うことにより、その診断率を高めています。
急性扁桃炎(扁桃周囲膿瘍)、急性喉頭蓋炎などの重症の感染症も来ます。内科で治療をしていたがよくならなくて来る方がほとんどです。重症例は耳鼻科入院設備のある病院に紹介いたします。
首から上の病気では、内科ではなく、ほとんど耳鼻咽喉科の分野になりますので、まず最初にご受診ください。
また、毎年多くのインフルエンザ患者も受診します。発熱後6時間たたないと検査ができないと、多院で検査を拒否されるケースがよくありますが、当院では受診したときにすぐに検査をします。すぐに検査をしても、けっこう陽性にでることが多いのです。できるだけ早く、インフルエンザの薬を使うことが、早く症状を抑えることには大切です。インフルエンザの薬は、インフルエンザウイルスが増えるのを抑える薬だからです。早期に診断することは、とても意味のあることです。
略歴
東京都葛飾区水元生まれ
昭和57年開成高等学校卒業
H2年医師免許取得、東北大学卒業東北大耳鼻咽喉科入局
その後東北大関連病院で研修
山形県長井市立病院、東北労災病院、東北大学附属病院、東北厚生年金病院(現東北医科薬科大学病院)、NTT東日本病院(現東北医科薬科大学若林病院)、石巻赤十字病院
H14年、埼玉県八潮市にある八潮中央総合病院耳鼻咽喉科部長
H16年現在地に、北千住西口みみ・はな・のどクリニック開設
H23年医療法人社団仙耳会ミルディス小児科耳鼻科と改名
小児科と耳鼻咽喉科の2診体制になる。
H26年分院亀戸小児科耳鼻咽喉科開設(週に1回火曜日に耳鼻科診療を行う)
主な資格
- 身体障害者福祉法指定医
- 日本耳鼻咽喉科学会専門医
加盟学会
- 日本耳鼻咽喉科学会
- 日本小児科学会
- 聴覚医学会
- 耳鼻咽喉科臨床学会
- 日本小児耳鼻咽喉科学会
所属団体
- 日本医師会、東京都医師会、足立区医師会
- 東京保険医協会理事
学校医など
- 足立区立千寿本町小学校
- 足立区立梅島第一小学校
- 足立区立梅島第二小学校
- 足立区立辰沼小学校
- 足立区立青井中学校
- 足立区立足立十四中学校
- 足立区立入谷南中学校
- 都立足立西高校
- 都立南花畑特別支援学校
- ろう児施設金町学園園医