コロナ後遺症診察のお知らせ
当院ではコロナの後遺症患者の診察をしています。診察希望の方は、次の説明をよくお読みの上、ご受診ください。
コロナに感染すると、自宅療養期間は1周間ほどです。その後も、疲労感、咳などが長期間に持続する方が多く、英語ではlongCOVIDと言われ、1~2ヶ月症状が続く人がかなりいます。徐々によくなる患者さんも多いのですが、いつまでも症状がよくならない場合には、後遺症として下記のような治療を行っています。
- 当院で行う後遺症治療
- Bスポット治療(EAT)
- コロナウイルスに感染すると上咽頭の慢性炎症が起こります。頭痛、のどのつまり感、咽頭痛、耳痛、耳がつまる、後鼻漏、痰のからみ、鼻閉、疲労感、ブレインフォグなどが代表的症状です。週に1度ぐらいの診察をおすすめします。ファイバーを鼻の奥からいれ、上咽頭の状態を観察し、診断します。
- コロナ後の咳の治療
- コロナに感染すると、気管支の炎症がひどくなり、咳が続きます。ウイルス性の喘息用気管支炎のような状態になっており、ステロイドの吸入剤がよくききます。それによる治療を行っています。咳止めなどの薬はあまり効果がありません。
- 嗅覚・味覚障害
- 嗅覚障害の点鼻療法や、亜鉛補充療法などを行います。コロナ感染後に血中亜鉛値が少なくなっているケースが多く、亜鉛補充の有効性は言われています。
- 基本的に漢方薬による治療は行っておりません。メインはBスポット治療とステロイド吸入治療だとご理解ください。
- Bスポット治療(EAT)
- 診察時間
- 平野院長の診察時間(火曜日の午前中と日曜日の須納瀬医師の診察日を除く)にご受診ください。
- 初診の場合には、午後6時半までにご受診ください。なお、午前中は比較的空いており、その時間をおすすめします。
- その他
- すでに200人近くのコロナ後遺症患者を診察しています。毎日2~3人ぐらいの受診があります。基本的には予約がなくても診察していますが、予約してきていただければ、診察待ち時間は少なくなると思います。時間帯にもよりますが、待ち時間が30分をすぎることはめったにないと思われます。土曜日と日曜日は午前中(12時30分まで)受付しています。ときに11時以降を発熱外来に切り替えることがありますので、11時ぐらいまでにご受診ください。
- コロナの診断から治療まで、そして後遺症の治療も一貫して行っています。