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院長ブログ

「乳幼児喘息と鼻副鼻腔炎」(2018.09.04更新)

金原出版の小児科と言う雑誌の8月号は「クリニックにおける乳幼児喘息のプライマリ・ケア」がテーマである。その中で、小児科の西村龍夫医師が、鼻副鼻腔炎についてのコメントをしている。鼻副鼻腔炎というのが、子どもにはとてもポピュラーな病気ではあるが、小児科医が鼻の観点から発表をするのはとても珍しい。

その中から要約すると、乳幼児では風邪からはじまる鼻副鼻腔炎がとても多く、鼻汁の音が聴診で聞こえるために喘息と勘違いされやすい。耳や鼻を見ないで、胸部聴診だけで判断すれば、乳幼児の喘息の過剰診断につながると警告している。

この論文は読むに値すると思う。いや、ぜひ読んでもらいたい。

 

胃食道逆流症による音声障害(2018.09.04更新)

歌手などの声を使う職業の人を調べたら、50%近い割合で、胃液の逆流による喉頭炎が見つかった。このような論文がある。胃液の逆流による音声障害というのは、決してまれなことではないようだ。

先日、声がかすれると受診してきた人がいた。うちのクリニックに来るまでにすでに二軒の耳鼻科クリニックで診察を受けて、声帯には異常がないと言われたそうだ。「異常がないのなら、その耳鼻科でなんと言われたの?」と聞いても、明確な回答が得られない。おそらく、「以上なし、終わり。」となって、なぜ声がかすれたのかについてはそれ以上調べてもらえなかったのかもしれない。声のかすれがでてから、すでに数か月がたっている。何らかの異常があるはずなのだ。

たしかに、声帯の動きには異常がなく、ポリープなども存在しない。喉頭ファイバーで声門後頭部に少しびらんがある。おそらくは、胃食道逆流症による喉頭炎であろう。

胃食道逆流症の喉頭炎の主な症状

  • 嗄声(声のかすれ、特に午前中)
  • 声のウオーミングアップに時間がかかる
  • 口臭
  • 痰が多い
  • 咳払いが多い
  • 口腔内乾燥
  • のどの違和感
  • 嚥下困難
  • のどのむずがゆさ
  • 慢性の咽頭痛

食事がどんどん西欧化し、脂っぽいものを食べることが増えてきている。これによる、胃食道逆流症の頻度はどんどんあがってきている。おそらく、普通の耳鼻科医が考えているよりもかなり多くの人に症状がでている。

胃液の逆流は、さまざまなのどの症状を引き起こす。声のかすれもけっこう多いらしい。このことを知っておかないと、治せる病気を見落としてしまう。

ろう教育を考える(2018.09.04更新)

首都圏のろう学校から依頼があり、ろう学校の先生、生徒、そして保護者を対象にした研修会で講演することになった。主なテーマは、人工内耳、そして手話についてである。

現在の聴覚障害児教育の流れに水をさす形になることだろう。今のろう学校の教育が本当に正しい道を歩んでいるのか。大いに疑問を感じている。もちろん、単なる杞憂かもしれないが、必ずぶり返しが起こってくるはずだ。そこらへんの話をしていくことだろう。

ときどきろう学校から講演依頼が来るが、前回の依頼は3年ぐらい前かもしれない。学校での講演ということになると、どうしても昼間の時間帯になってしまう。このため、一日講演のために休むがご容赦願いたい。

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