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花粉症からの喘息悪化

[2018.04.12]

火曜日の夜から水曜日にかけて、気圧の低下が著しい。このようなときには、喘息が悪化してしまう。

水曜日の外来診療は、喘息悪化による咳がひどくなってきた患者が多かった。咳喘息だけでも5~6人は受診した。気圧の低下が起こった翌日は、けっこう咳がとまらなくてくる患者が多い。

花粉症から喘息が誘発されることも普通にある。花粉症というと、やはり耳鼻咽喉科に受診してくる患者が多い。このような患者には、喘息患者が多いことを留意しなけらばならない。毎年5~6人はスギ花粉症からの喘息悪化を認めるが、今まであまり注意してみてこなかった。今年は、そのような患者さんのリストを作っている。何人かをまとめて、耳鼻咽喉科の学会に発表しようと思っている。とりあえずは、東京都耳鼻咽喉科地方部会あたりか。

耳鼻咽喉科医にとっては、咳喘息の治療を行っていないところが多い。咳がひどくても咳止めがだされるのみで、喘息であるとの認識が弱いのであろう。花粉症患者の中に、咳喘息の患者はたくさんいるんだよという啓発になればうれしく思う。

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