メニュー

EAT(Bスポット)療法の効果

[2018.08.07]

1か月ぐらい前から、EAT(Bスポット)療法を本格的にはじめることにした。自分の手技に少しずつ反省しながら、またどんな治療に効果があるのだろうと考えながら行っている。今は試行錯誤しながらやっている状況である。

上咽頭が痛い。風邪などの炎症によるものは、ルゴールなどの他の薬剤をぬってあげるだけでもかなりの効果が得られる。

EAT(Bスポット)療法のいい面があるとすれば、思わぬ効果が期待できることだ。こんな症状はよくならないだろうと思っても、よくなってくる場合がある。

前頭部のモヤモヤ感で悩んでいる患者がいた。ファイバーで上咽頭ののぞくと、そこにひどい炎症があり、痂疲がついている。上咽頭炎がひどいなと思って、EAT(Bスポット)療法をしてみた。上咽頭を薬で刺激すると、けっこうな出血がある。出血が多いほど炎症がひどく、そこを出血させてあげると、その部位のうっ血がとれ症状が治るということになっている。薬を塗って数日後にその患者が受診した。前頭部のモヤモヤで悩んでいたのがすっかりよくなりましたと感謝していた。その症状をよくしようとしてやったわけではなかったのだが、結果的にかなり症状がよくなってしまったようだ。

上咽頭とは、交感神経系のセンターの役割をしていて、その部位の炎症をおさえてやると、さまざまな症状に効く。まさしく、それを追随するような結果がでた。

内服薬では治せないようなさまざまな症状に対して、次の一手としてのEAT(Bスポット)療法はけっこういけるかもしれない。手ごたえを感じてはいる。

しかし、どのような患者がよくなって、どのような場合によくならないかはなかなか判断が難しい。内服などの他のクリニックでは治らない患者さんに、試してみたらかなり楽になるのかもしれない。現在も、試行錯誤中である。

最近、電話での問い合わせが多いようですが、希望者は、院長の診察時間のときに来てください。すぐにできますから。EAT(Bスポット)療法希望と言ってもらったほうが早いです。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME