うがい薬イソジンとアズノールの違い
風邪の患者などによくうがい薬を一緒にだす。よく使うのが、イソジンとアズノールのうがい薬だ。
これらのうがい薬は同じようなものと思っていないだろうか?実は、僕自身は出すときに使い分けている。ただ、患者さんの希望により、イソジンをだしてくれ、アズノールを出してくれと言う希望があれば、それにそうようにはしている。では、何が違うのだろうか?
イソジンうがい薬(茶色いの)
消毒液として有名なイソジンをうすめてうがいに使っている。これは殺菌作用がある。ウイルス、細菌などを殺す作用があると言われている。だから、風邪の初期、まだウイルスがのどの粘膜につき、荒らしているときに処方している。
アズノールうがい薬(薄いブルーの)
こちらは炎症を抑える作用がある。風邪がながびいたとき、もう病原菌はいなくなったような時期に、のどのあれが残っているようなときに処方している。風邪が長引いて治らないようなときには、こっちを使っている。
このようなおおよその使いわけはしているが、うがい薬がなければ治らないというわけでもない。内服薬しかださないことも多い。水道水でうがいしてもかなり効果が期待できるので。患者さんが希望すればだしているというところであろうか。
個人的な自分の感想で言えば、やはりイソジンの味は苦手である。さわやかな味のアズノールのほうが好きである。自分で使うとしたら、アズノールかな。