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開業医の専門性

[2018.01.23]

小児が風邪をひいたとき、小児科の専門医にかかりますか、それとも内科医などで小児科も掲げているところにかかりますか?

僕が思うには、どっちでもいい。よくなればいいのだから。

小児科の専門医と言いながら、内科医のレベルと同じではないかと思うクリニックが多数ある。専門医と言うからには、内科医が手におえないような難治性の患者に対応する技術をもってほしい。そのような患者が来たとき、すぐに病院に送ってしまうようでは、専門医と言う資格すらない。

耳鼻咽喉かも同じである。小児科専門医が急性中耳炎をみてもいい。内科専門医が急性扁桃炎をみてもいい。よくならなければ、耳鼻科の専門医にまわしてほしい。「なんとかする。」なんでもかんでも、大病院に送っておけばいいというのでは、病院の医師がたまったものではない。まずは、近くの専門の医者に紹介してほしい。きっと何とかしてくれるはずだ。なんともできないような医者は無視しておけ。専門医を名乗るのもおこがましい医者だからだ。

どこの地域でも同じだと思うが、クリニック間の連携はほとんどない。病院とクリニックは連携できていても、クリニック間は本当に連携が悪い。手におえない患者は、クリニック間で紹介しあえばいいのにと、いつも思っている。

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