どうしましたか?
初診の患者さんへの第一声は、「どうしましたか?」が多い。
なぜ、今日受診しようと思ったのか。その症状や目的を聞いているわけだ。
その返事が、「調子が悪くてきました。」「具合が悪いので」というような返事をする方がいる。どこうがどう悪いのかまったくわからず、何をみればいいのかもよくわからず、困った事態になってしまう。
もちろん、事前の問診票に書き込んでもらっているので、患者にとっては「具体的なことは問診票をみればわかるだろう」と説明を再度するのが面倒なのかもしれない。ただ、問診票には、症状に〇をつけてあるだけであり、それだけで患者の状態を把握するのは難しい。どうしても、言葉による、患者本人からの説明が必要になる。
上のように答えられると、「どこが調子が悪いんですか?」と追加の質問をせざるをえなくなり、これも時間の無駄になってしまう。
患者さんの性格として、一つ質問するとその答えしか返してこない人がいる。一方、一つ質問をすると、べらべらと延々と話す人もいる。どっちも医者が頭を悩ませる理由にはなる。要点だけをコンパクトに話してもらいたい。それがどの医者も望むことなのだ。待合室で長くまっている間に、そこらへんを頭で整理してもられると、とても診察がスムーズにいく。ご協力お願いします。