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風邪の後のとまらない咳

風邪のあとに、咳がとまらない、咳がとてもひどい。このような症状はよくあります。多くの場合は、医者にいって、抗生剤と強い咳止めをもらうことになります。しかし、多くの場合はそれでは咳がとまらないのです。

咳がとまらない理由は、そのほとんどが喘息がからんだ咳だからです。アレルギーの人がどんどん増え、喘息がらみの咳がとても増えました。特にスギ花粉症などアレルギーの病気をもっている人はこの可能性がかなり高いです。従来の咳喘息という概念とは合わないのですが、喘息のからんだ咳であり、軽症の咳喘息と呼ぶべきなのかもしれません。

喘息炎症のときに呼気中にでると言われる微量のNO(一酸化窒素)が、喘息の診断に使えます。当院では、呼気NOを測定する器械を3年前から導入し、咳が長引く人を調べています。それでわかったのは、咳がとまらないと言っている人の8割ぐらいが、喘息による咳だということです。要するに、咳喘息というべきものなのです。

喘息と診断がつけば治療は比較的やさしくなります。ステロイドの吸入剤がとてもよくきくからです。中には1~2か月も咳で苦しんでいた人が、1週間ぐらいのステロイド吸入でみるみるよくなります。

最近は、当院にくれば咳がよくなるという噂が流れ、咳を主訴に受診する人がとても増えています。他院で薬をもらってもいっこうに咳がよくならないという人が多いのです。毎日2~3人が、新たに喘息性の咳だと診断されます。咳がひどくて夜も眠れませんと受診する人も珍しくはありません。そんなに苦しいのに我慢していたのですかと気の毒になります。咳で苦しんでいる患者さんをなんとかしてあげたいのです。

もちろん、喘息以外にも咳がながびく病気はあります。副鼻腔炎、逆流性食道炎、百日咳、マイコプラズマ肺炎、細菌性肺炎、高齢者であれば心不全、結核などもあるかもしれません。呼気NO値が上昇していないのに咳がひどい人に関しては、別の病気を疑います。喘息を否定することにより、次の検査にすばやくうつれます。呼気NO検査が1分ぐらですぐに結果がでますから、とても便利なのです。他の疾患を疑った場合には、採血(院内緊急採血装置もあります)、マイコプラズマ迅速検査、胸部レントゲン検査、ファイバーなども併用し、咳の原因もできるだけ追及していきます。

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