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聴覚情報処理障害で悩んでいる人は多い

[2018.04.25]

ある聴覚情報処理障害の人のつぶやきより。

あまり知られていないので広めてほしいのが聴覚情報処理障害(APD)です。

  • 聞き返しや聞き誤りが多い
  • 口頭での説明などを忘れる、覚えられない
  • 早口や小さな言葉、特定の、特徴のある人の言葉の聞き取りが難しい
  • 雑音などのある環境での聞き取りが難しい

APDとは何かと言われれば、すべてがこのつぶやきにつまっています。難聴がないため、耳鼻咽喉科を受診しても異常がないと言われるばかりです。病気あるいは障害として認められることは少なく、「異常なし」で終わってしまうのが現状です。ひどいケースになると、「あなたは頭がおかしい」とまで言われて、精神科を紹介されそうになったという話も聞きました。このような特徴のある人が、実は多いのだということを現時点では、多くの耳鼻科医が知りません。このつぶやきの人も、医師に診断されるまでかなり時間がかかったことでしょう。そのために、さんざん悩んて来たのでしょう。この人ばかりではありません。多くの人が同じような症状で、今も悩み続けています。

特別な診断方法はありません。最低限、難聴がないかどうかの確認は必要ですが、あとは問診で診断します。知識がある耳鼻科医であれば診断されますが、まだまだ認知されていないのが現状です。最近、このAPDに関しての電話問い合わせが多くて、その受付対応に困っていると言われました。自分がそうかもと思ったら、直接当院を受診し、院長である僕の診察を受けてください。障害をもったあなたが悪いのではありません。しっかり診断されれば、みなさんが納得できます。診断されたあとは、上記特徴があるのだと認識したうえで、日常生活をご本人に気をつけてもらうしかないでしょう。

自己診断で、自分はそうかもと思っている人はかなり正しいです。受診していただければ、こちらで判断します。電話で受付の人に病気の内容や検査について聞くのはやめてください。医者じゃありませんし、事務がとどこおるので。直接受診してください。月~土(火除く)、ちなみに火曜日は午後から亀戸こども元気クリニック(江東区亀戸駅前)で診療しているので、こっちのほうでもOKです。

参考

聴覚情報処理障害(WIKI)

APDの日本語の本(大型書店医学書コーナーにあるかな)

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