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耳垢がつまる

[2018.03.14]

耳垢がつまっていると、耳の中に水をいれて、とっている耳鼻咽喉科が多いのです。こうすると多くの患者さんにとって不利益が生じます。

1)再度受診しなければならないので面倒

2)診察料がまたかかる

3)耳垢をとかす薬は刺激になり、皮膚に炎症を引き起こす

4)中耳炎を起こしているかどうかなどがわからず、治療開始に時間がかかる

唯一のメリットとては、痛くなくとれることがあるということぐらいです。

僕自身は、耳垢がつまって聞こえが悪いのはその日のうちに治すべきだと思います。ですから、9割はその日のうちに全部とってしまい、その日だけで治療を終えます。たかが耳垢に何度も通わせるなんてありえないと思っています。どうしてもとれない場合は仕方ないのですが、とるために20分ぐらい時間をかけることが珍しくありません。このような時間がかかるのを嫌って、すぐに耳垢の薬をだして、次に受診させてから、とっている耳鼻科医のほうが多いのです。

僕自身のポリシーとして、すぐに治すことにしています。病気は治すものであって、それに時間をかけてはいけません。診療所によっては治さないようにみているとしか思えないところがけっこうあるんです。そんなとこせっせと通ってどうするんだろうと思いますね。喜んで通ってもらうことで評判はいいのですが、評判をよくすることで患者をいつまでもいつまでも通院させるテクニックです。病院なんて好きで通っている人なんていないのですから、すぐに治ってあんなところ行きたくないと思うのが正解です。ほとんどの患者を1~2回の治療で終わりにすることをめざしています。

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