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急性期病院と慢性期病院

[2018.07.09]

病院には2種類ある。一つは救急患者などを積極に受け入れ、治る治療をする病院である。急性期病院という。もう一つは、脳梗塞後の患者がリハビリをめざしたり、またはもう復活しないような患者が、最期をみとるような慢性期病院である。

この慢性期病院というのは、寝たきりの患者をみていたり、もう亡くなるだろうという残りの人生を病院で過ごすという場合も多い。治る見通しのないような患者は、急性期病院ではひきとってもらえないので、このような慢性期病院に入院するようになる。最期まで面倒みてくれる病院であり、入院設備のある小さな病院にこういう患者がおおい。

うちのエリアにもこのての病院がある。最期をみとってくれるので、とてもありがたい病院だと思うのだが、地域の患者の評価は違う。あそこの病院に入院すると生きては帰れないから嫌だという。入院患者が生きて帰れないのではなく、生きて帰れないような患者をひきとってくれるのがその病院なのだ。こういう悪い評判は、全国あちこちにある。

元看護師が点滴に薬剤をいれて、患者が亡くなった横浜の病院も、そのての最期をみとる病院であったようだ。亡くなる人がもともと多い病院ではあったが、あまりにも多いので不審に思われたようだ。なぜこのようなことを行ったのかは今後解明されていくとは思うが、全国の病院に不信感を抱かせたことも大きな罪だと思う。

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