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市販の抗アレルギー薬

[2018.03.15]

市販のアレルギーの薬が売れまくっています。宣伝がすごいのもありますね。アレグラ、アレジオン、クラリチンこれらが3大売れ筋の薬でしょう。これにフェキソフェナジン(アレグラの一般名)なども売っています。これらの薬を飲んで、よくならないという人が今年は多いのです。実はこれらの3つの薬には共通の特徴があります。

それは、眠気がでないことと、かなり弱い薬だということです。

最近の抗アレルギー薬は眠くならないことをまず第一に開発されています。この点ではいいのですが、眠くならない薬ほど効きがとても悪いのです。もちろん、「この薬はあまり効きません」なんて言って販売したりはしないので、その効果を知る由もありません。ただ、眠気がでないということだけが強調されています。

すべてが弱い薬なので、これらを気楽に買ってよくならないと受診する人が後をたちません。当院を受診した場合、今なんの薬を飲んでいたのかを確認し、それより強い薬を出すようにしています。ただ、眠気が出やすい人の処方は難しく、目薬や点耳薬も併用しないとなかなかおさえられないのです。どのようにおさえていくかが、プロの腕になります。

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