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逆流性食道炎

逆流性食道炎

逆流性食道炎のメカニズム

逆流性食道炎、今や国民の2割はいると言われている病気です。特に高齢者に多く見られます。典型的な症状は、胸やけなのですが、胸やけの症状の場合、内科を受診することが多いと思います。実は当院耳鼻科を受診する人の多くは、のどの違和感(のどがつまる、チリチリする、痛い)か、咳・痰を主訴にして受診します。咳が何か月もよくならない。このような場合に、逆流性食道炎による胃液の刺激が多いのです。逆流性食道炎かもと思ったら、喉頭ファイバーで、食道入り口と喉頭を確認します。そこに特有の肉芽があったり、びらんがあれば、この病気を疑います。PPIと呼ばれる胃薬がよくききますので、これで症状が楽になるかどうかで、最終的な診断とします。

 注意が必要なのは、このようなのどの違和感があっても、約半分は「胃食道境界部に異常が認められない」ということです。このような逆流性食道炎を、非びらん性胃食道逆流症(Non-Erosive Reflux Disease:NERD:NERD)と呼ばれます。胃内視鏡でみて異常がないから、胃液の逆流はないとは言えないのです。

 当院では、このようなNERDの患者さんをかなり多く見ていますし、その治療も行っています。自分の症状と似ているかもと思った場合はご相談ください。

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