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耳鳴はなぜ起こるのか

耳鳴がなぜ起こるのか。1990年に提唱されたJastredboffの仮説を説明したい。耳鳴の神経生理学モデルである。

難聴が起こると、耳からの情報があまり入ってこなくなる。普段は入ってくる耳からの情報が少なくなることにより、脳がその情報を聞き取ろうと異常に興奮する。それが耳鳴として関知されるというものだ。

これを裏付ける根拠に耳鳴の特長がある。耳鳴というのは、静かなところでひどく感じる。周囲で音が鳴っているような環境では、耳鳴は抑えられる。ようするに、周囲の音が入ってくれば逆に耳鳴の音は相対的に小さく感じられるのだが、静かなところでは耳からの音情報が脳には伝わらず、脳が異常興奮を引き起こすというものだ。

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