鼻前庭炎、湿疹
鼻の入り口の皮膚や粘膜があれることを鼻前庭湿疹と言います。一番多いのは、鼻のかみすぎで、次に鼻のいじりすぎですね。
花粉症のシーズンなど、鼻をかみすぎることにより、鼻の入り口部分がヒリヒリします。これが鼻前庭湿疹です。安いティッシュを使っていると起こりやすいので、鼻をかむ回数が多い時には、高級ティッシュ(鼻セレブ)などの高いものをお勧めします。しっとしていて、鼻をたくさんかんでも痛くなりません。
鼻の入り口部分をこすりすぎたりすると、そこに傷がつき、細菌の感染を起こします。これが、鼻前庭炎です。主に黄色ブドウ球菌による皮膚や粘膜の感染です。このようになると、抗生物質入りのステロイド軟こうを主に使います。炎症を抑え、感染を抑えていきます。この感染がひどくなると、ここからとびひが始まります。鼻をいじったことにより指の先に黄色ブドウ球菌が付着します。その手で他の体の部位をかくと、そこに細菌がとんでいきます。これがひどくなったのがとびひです。とびひにならないようにするには、鼻の感染をおさえることが重要です。早期に耳鼻科で治すことです。