扁桃周囲膿瘍の治療成績(当院)
H26年10月1日~H29年9月30日までの扁桃周囲膿瘍(32例)
基本的には、外来での点滴治療でほぼ治せるが、何らかの合併症がある場合や、本人が体力的に弱っている場合などには、すぐに入院をすすめることもある。本人が入院したくないという希望があれば、点滴にて完治をめざす。
治療 | 患者数 |
すぐ紹介入院 | 6例 |
外来点滴 | 26例 |
治療をしないですぐに入院、6例。外来で点滴治療(切開、穿刺あり)26例。
すぐに紹介したケースは、糖尿病などの合併症があった場合、食事がとれない期間が長期に至っていた場合、また本人の入院希望による。
外来点滴例 | 患者数 |
治癒 | 24例 |
治癒せず | 2例 |
外来で点滴し完治した24例、治癒せず2例。
治癒しなかったケースは、大病院に紹介。1例は、一回点滴したのみで、本人が入院したいと訴えあり、入院に切り替える。
もう一例は、仕事で都内に来ていた。5日間点滴を続け完治をめざす。途中二度の扁桃膿瘍切開するが、よくならず。
地元に帰ることになったため、そちらの病院に紹介をすることになる。
点滴日数 | 患者数 |
1日 | 7例 |
2日 | 10例 |
3日 | 5例 |
4日 | 2例 |
5日 | 2例 |
点滴にかかった日数は、2日以内が多い。点滴ケースは、点滴に通院できることが最低条件になる。
点滴後は、抗生剤の内服治療は継続する。